生活保護の受給金額は本当に多すぎるの？

「生活保護の金額が多すぎる」と言う意見は安易過ぎます。生活保護費の「支給額引き下げ」が決定してから、生活保護費に対する注目がまた集まっています。数年前に不正受給が相次いで発覚した時や、生活保護受給者が年々増えている事から、元々ここ数年は話題として取り上げられる事が多かったですよね。

今回引き下げが決定した後は、各マスコミがこぞって取り上げ、ニュースなどでその内容を情報発信していました。このタイミングをきかっけに、普段生活保護について接する機会がない世帯であっても「生活保護って何」と興味も持った人が多かったのではないでしょうか。そんな中で多くの方がおっしゃっていたのが「生活保護の金額が多すぎるのでは？」と言う意見です。しかし「本当に多すぎるなんて事を簡単に言えるのでしょうか？」生活保護を受給するには前提となる条件が存在します。その条件をクリアしている受給者達は、決して楽をしてお金を受け取っている理由ではないのです。「生活保護受給者が増えた事が国の負担になっている」という考えも、あまりにも安易過ぎます。働かなくなった人が増えたから、受給者が増えたと言うわけではないのです。不況で働きたくても働けないから生活費が不足するんですよね。

＜生活保護受給者の皆さん、一緒に頑張りましょう！＞
生活に困った事がない人達は、困っている人達の気持ちになかなか気づく事が出来ません。生活保護を受給している人の多くが「一日でも早く自立したい」「出来ることなら仕事に就き、社会に認められて必要とされながら、人並みに生きて行きたい」と考えているのです。たった数分耳にしただけの情報で「生活保護費は多すぎる」と判断すべきではありません。生活保護を受給している方、またはこれから受給しようとしている方、どうか一緒に頑張りましょう。生きている限り、この世に生まれた限り、受給資格があるのですから。

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